職場には「仕事をサボる人」が存在します。
いつもぎりぎりの作業しかしない同僚がいたり、自分自身がつい怠けてしまうことに悩んだりする人もいるでしょう。
しかし仕事をサボる状態を放置すると、周囲に悪影響を及ぼすだけでなく、自分の評価も下がってしまいます。
そこで本記事では、仕事をサボる人に見られがちな特徴を5つ紹介するとともに、サボる心理や言い訳、職場への影響、対処法について解説します。
仕事をサボってしまう原因や防ぎ方も含めて解説するので、サボり癖に心当たりがある人や、職場の同僚に当てはまる人がいる方はぜひ参考にしてください。
目次
仕事をサボる人の特徴5選
仕事をサボる人には共通する傾向がいくつかあります。まずは代表的な5つの特徴を挙げ、それぞれ詳しく見ていきましょう。
責任感が薄い
仕事をサボる人は、そもそも責任感が乏しいことが多いです。仕事を最後までやり遂げる必要性を感じていないため、「誰かがやってくれるだろう」と思ってしまいます。
与えられた業務を先延ばしにしたり、簡単に手を抜いたりするため、チームワークにも悪影響を与えかねません。
責任感がない人は、会社やチームに貢献している実感やお金を稼いでいる意識も薄い傾向があります。
例えば「この仕事は別に自分じゃなくてもいい」と考えてしまったり、重要な仕事を率先して引き受ける意識が欠けています。
結果として仕事の進捗に差し支えが生じ、周囲からも「真面目に取り組んでいない」と見られてしまいます。
仕事に熱意がない
サボる人はそもそも仕事への熱意やモチベーションが低い場合が多いです。
基本的に「勤務時間をやり過ごすだけ」というスタンスで働いているため、仕事に興味や前向きな気持ちを持てずにつまらなさを感じています。
そのため最低限の作業だけ終わらせ、あとはダラダラ過ごそうとしてしまいます。
熱意のない人は「目の前の業務だけ終わればいい」と割り切っているため、仕事を終えるための工夫や学習も積極的に行いません。
また、仕事中に関係のないサイトを見たりスマホに手を伸ばしたりして時間を潰すことが多く、上司や周りからの評価も低くなりがちです。
仕事自体を嫌いがっている
仕事をサボる人は、自分の仕事や職種そのものが好きでないことがあります。心のどこかで「この仕事は自分に合わない」「別の仕事がしたい」と思っているため、最低限の業務だけでやめてしまおうとします。
好きでない仕事に対しては、「早く労働時間だけ消化したい」といった気持ちになり、やる気が湧かないからです。
例えば休憩時間でもないのに勝手に休んだり、仕事時間中に個人的な用事のネットサーフィンをしたりすることもあります。「仕事の合間に少し休憩している」と言い訳する人もいますが、実質的にはサボっている状態でしょう。
本来の仕事に興味が持てないと、プライベートを優先しやすくなるのです。
自己中心的な性格
自己中心的な人も仕事をサボりがちです。自分の都合や気持ちばかりを優先し、他人の目や協力をあまり気にしません。
そのため、自分にとって面倒なことは率先して避け、簡単に手を抜く傾向があります。
言い訳も自分の言い分を中心に考え、「どうせ誰かがやってくれる」といった甘えも強く出ることがあります。
このタイプの人はチームでの役割意識も薄く、協力すべき場面でも自分の時間を優先するため、周囲からは「図々しい」「自分勝手」と受け取られることも多いです。仕事をサボっても特に後ろめたさを感じず、むしろ自分を正当化してサボり続けてしまいます。
学生気分が抜けていない
社会人でありながら学生の延長のような感覚で働いている人は、社会人の責任感や仕事への義務感が薄いためサボりやすいです。
学生時代は授業料を払った分だけ授業を受ける立場だったため、寝るなどサボっても特に怒られませんでした。
しかし会社では給与をもらって働くわけで、そのギャップに気づいていない場合があります。
このような人は「嫌だと思ったらすぐ休憩」「あとから頑張ればいい」といった甘い考えを持ちがちです。
学校と会社の違いを理解せずにいるため、上司や同僚からは「社会人らしくない」とやるべき仕事を怠ったり、責任逃れをする点を批判されることがあります。
仕事をサボる人が抱える心理・原因

仕事をサボってしまう背景には、その人なりの理由や心理が隠れています。
ここでは、サボりにつながる代表的な原因を挙げて説明します。
職場の人間関係にストレスを感じている
職場の人間関係が悪いと、仕事そのものを避けたくなりサボりにつながることがあります。対立や不和があると、仕事中に集中できず周囲のことばかり気になってしまうからです。
例えば、意見が合わない同僚や説教が多い上司がいると、萎縮して仕事に身が入らなくなります。心身ともに消耗すると「どうせやっても同じだ」と諦めてしまい、サボる言い訳をしやすくなります。
また、家庭やプライベートで大きな悩みを抱えている場合も同様です。
離婚や介護など深刻な問題があると、仕事への意欲が一気に低下してしまいます。頭が家庭のことばかりで仕事に集中できないため、つい仕事中にフラッと休憩時間を長くしたりするのです。
仕事内容が自分に合っていない・やりがいを感じない
自分の性格やスキルに合わない仕事を続けていると、モチベーションを維持できずサボりたくなることがあります。
自分の能力を活かせなかったり、興味のない業務ばかりだと、日々のストレスが積み重なって仕事に消極的になります。
例えば、クリエイティブな仕事が合う人が単純作業ばかり強いられると、仕事そのものに価値を見いだせずやる気が出ません。
結果として、効率よくこなせる分だけ終わらせてすぐに手を抜く悪循環が生じます。
また、給与や昇進など報酬に対して納得できていない場合も、仕事への意欲が減退します。長時間働いても評価が低い、待遇が不満という状況では「頑張っても意味がない」という心理が働きやすく、その結果サボり気味になります。
疲労や体調不良を抱えている
心身の疲れや健康問題が原因でサボってしまうこともあります。過度の長時間労働や連勤で慢性的に疲れていると、仕事への集中力が続かずミスも増えます。
熱や頭痛など明らかな症状がある場合は正当な理由で休めばいいのですが、症状が不明瞭でも「なんとなく体調が悪い」と感じると、簡単に休みたい・サボりたい気持ちが湧きがちです。
特に、睡眠不足や栄養不足、運動不足による慢性疲労は気づかないうちにメンタルにも悪影響を与えます。
体調が万全ではないまま働き続けると「どんな仕事もつらい」と感じるようになり、サボる行動に出てしまうのです。
上司や同僚の目が届かない環境である
近年増えているテレワークなど、上司や同僚の目が届かない環境ではサボりやすくなります。
実際、最近の調査ではリモートワーク経験者の約8割が勤務中に「サボった」ことがあると答えています。
その理由は「上司の監視がない」「仕事とプライベートのメリハリがつかない」などです。オフィスでは必死に働いても、家ではついスマホやテレビを見てしまう――こうした環境の変化がサボりにつながりやすいのです。
また、新しい職場で慣れないほどだと、混乱や孤独感からサボってしまうこともあります。職場に居場所を感じられないと「自分一人くらい休んでもいいか」と軽く考えがちです。監視の目が緩むと安心感が逆に弛みになり、サボりたくなる心理になるのです。
仕事をサボる人がよく使う言い訳

サボる人は自分の行動を正当化するために様々な言い訳を用います。ここでは仕事をサボる際によく耳にする主な言い訳パターンを紹介します。
体調不良を理由にする
最もポピュラーな言い訳が「体調が悪い」です。頭痛や腹痛などの症状は外から見えないため、誰も簡単には真偽を確認できません。
サボる人は、この「体調不良」を使って自然に休もうとします。
たとえ薬局の風邪薬だけであっても、「今日は休養しないとダメなの」と告げれば、周囲は事情を詮索しにくいためサボる口実になります。
ただし、会議や細かいやり取りを避けるために“体調不良を悪用”すると、同僚から信用を失うリスクも出てきます。
何度も大げさに症状を伝えたり、有給休暇を繰り返し使ったりすると、周囲には「またか」と疑いの目で見られることになるでしょう。
家族やプライベートの事情を優先する
次によくある言い訳は「家族・家庭の事情」です。子どもの行事や介護、急な用事などは理由になりやすく、深く詮索しにくいですね。
「急に子どもが体調崩して…」「親の面倒を見なければ…」など、家庭を理由にすれば責めるわけにもいきません。
また、自分のプライベートな予定を持ち出してサボる人もいます。
趣味や友人との約束を優先するために「友達と約束していたパーティが…」などと言い訳するケースです。
仕事では周りが分からない領域を利用して「やむを得ない」と同情を誘う戦法です。
冠婚葬祭など急用を挙げる
冠婚葬祭の予定を口実にすることも多いパターンです。結婚式や葬儀は「どうしても欠席できない用事」として誰でも納得しやすく、休むための理由に最適です。
例えば「親戚の結婚式に行かなくちゃ」と言えば同僚も無理とは言いにくいでしょう。
葬式の場合はなおさら理由になりやすく、「仕事より家族を優先せざるを得ない」といった同情を得られます。
ただし、あまり頻繁に使うと矛盾を指摘される危険もありますので、多用はできません。使える場面は限られますが、1回だけは説得力のあるサボり口実になることがあります。
仕事の難しさや自身の能力不足を訴える
「自分には能力がないからできません」と訴えるのも、サボる人が使う言い訳です。
特に難易度の高い仕事を前にすると、自分の力量を理由に放棄しようとします。
相手によっては「無理なら仕方ない」と諦めてくれる場合もありますし、自分も納得しやすいからです。
こうした言い訳をするのは、周囲に助け舟を出してもらったり、自分の非を隠したい心理からです。「自分のやり方が悪い」「そもそも能力がない」と言えば、仕事を押し付けられにくくなり、結果的にサボり時間を稼げます。
ただしこの言い訳を繰り返すと「成長意欲がない」と見なされるリスクも高いので、安易に使い続けるのは注意が必要です。
仕事をサボることがもたらす職場への影響
仕事をサボると、当然本人だけでなく職場全体に悪影響が及びます。具体的にどのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。
チーム全体の作業効率が落ちる
一人でもサボる人がいると、その分チーム全体の生産性が低下します。本来業務が予定通り終わらず、他のメンバーがフォローに回らなければならなくなるからです。
例えば共同プロジェクトで一人だけ作業を放り出すと、ほかのメンバーが穴埋めをする必要が生じるため、結果として全体の仕事が遅れてしまいます。
また、サボった結果として品質や納期に問題が出れば、クライアントとの信頼も失いかねません。少数の怠けが重大なトラブルにつながる可能性があるため、職場の効率は大きく損なわれます。
同僚の負担が増える
サボる人が休憩ばかり取っていると、同じチームのメンバーがその分の仕事を背負うことになります。結果として周囲の負担が増え、他のメンバーの作業量や残業時間が増えてしまうのです。
仕事を多く抱え込めばミスが起きやすくなり、ストレスも高まります。
こうして同僚に不公平感が生じると、職場の協力関係が崩れかねません。「自分だけいつもフォローに回っている」と不満が溜まり、逆にチーム全体のやる気が低下します。負担のしわ寄せで人間関係に亀裂が入ると、職場全体の雰囲気が悪化してしまいます。
職場の信頼関係や士気が損なわれる
サボりが常態化すると、周囲の信頼感が大きく揺らぎます。「あの人に仕事を頼めばまたサボるかもしれない」という不安がいつも付きまとうからです。
その結果、サボる人自身だけでなく、職場全体の士気も下がってしまいます。
信頼関係が損なわれた環境では、部署間の連携にもヒビが入ります。ミスが見過ごされやすくなったり、「誰もちゃんと仕事をしていないから自分もいいか」と連鎖的に気が緩む恐れすらあります。
組織全体のモラルや責任感が低下すると、長い目で見れば会社の信用問題につながりかねません。
サボりが自分の評価を下げる
サボる結果、自分自身への評価も確実に下がります。一時的には周囲にバレないかもしれませんが、長期的には必ず何らかの形で反映されます。
例えば成果が上がらない、ミスが増えるという実績は昇進やボーナス評価に直結します。
どんなに言い訳を並べても、最終的に仕事の成果が出なければ「しっかり取り組んでいなかった」と判断されやすいです。
また、サボっていると信用を失うのも大きな痛手です。上司や同僚の見る目は厳しくなり、たとえ他の面で努力していてもネガティブに見られがちです。
結果として人事評価や昇給面で不利になりますし、ひどい場合にはチームから外されたり降格されたりする危険もあります。
仕事をサボる人への対処法

職場にサボる人がいると周囲は困りますが、感情的になって対立するのは逆効果です。ここでは職場でサボりを対処・改善するための具体的な方法を紹介します。
相談して状況を改善する
まずは一人で悩まず、上司や信頼できる同僚に相談しましょう。
サボりが続く原因がメンタル不調や仕事の与え方にある場合、周囲が気づいていない問題点が見つかることがあります。
例えば仕事量が偏っていないか、環境に改善できるポイントはないかなど、話し合うことで打開策が見えてきます。
本人に直接注意する前に、第三者の意見を交えると感情的にならずにすみます。上司であれば配置転換や研修の検討、同僚であればチームでフォローし合う仕組みを作ってサボりにくい環境を整えるなど、根本的な解決につながる可能性があります。
仕事の分担やルールを明確にする
サボりの影響を受けないよう、自分の作業範囲をはっきりさせましょう。
チームで役割分担が曖昧だとサボりが連鎖し、余計な負担が回ってきます。
仕事を依頼されたら、その責任と範囲をあらかじめ確認し、「ここまでは自分の担当」というラインを明確にすることが大切です。
また、勤務時間や休憩時間のルールもお互いに意識するようにしましょう。必要以上にサボり人に合わせて残業したり、逆に雑に切り上げるのではなく、自分のペースで効率よく進めるのがポイントです。
分担とルールを明確にすることで、結果的にサボる人の影響を受けにくくできます。
相手に振り回されず自分の仕事に集中する
周囲にサボる人がいても、自分が冷静に仕事をこなす意識を持つことも大切です。サボっている人に引きずられて、自分まで気持ちが緩まないようにしましょう。
例えば、隣の人が頻繁に休憩に行くから一緒に行こうではなく、自分のタスクを着実にこなすよう心がけます。
同僚がサボっている姿ばかり気にしていると、焦りや苛立ちで自分の仕事の効率も落ちてしまいます。他人の行動を変えるより、自分のワークスタイルを守ることを優先すれば、結果的に職場全体の意識も徐々に正常化していきます。
必要に応じて組織の制度を活用する
どうしても改善しない場合は、人事評価制度や就業規則に沿って対応しましょう。遅刻や欠勤が続く、度重なるサボりも明らかな場合は、上司に報告して必要な手続きを取ってもらうのも手です。
組織に正式に相談すれば、公正な判断や罰則が適用される可能性があります。
ただし、この方法は最後の手段として使うべきです。職場の信頼を維持するためにも、まずは話し合いやサポートから始め、状況が改善されない場合に限って制度を活用しましょう。
仕事をサボらないために心がけたいこと
自分自身にサボり癖があると感じたら、早めに対策を取ることが重要です。ここでは、仕事をサボらないために日頃から意識すべきポイントをまとめます。
仕事に明確な目標や目的を持つ
仕事のやりがいや目標を持つことで、サボりにくい意識を作れます。「なぜこの仕事をするのか」「終わったら何が得られるのか」を考える癖をつけましょう。
例えば、小さなタスクでも達成感を意識して実行したり、達成後に自分なりのご褒美を設定したりすると前向きに取り組みやすくなります。
また長期目標を持っていると、日々の雑務も「キャリアアップのためのステップ」として捉えられます。目的や目標が明確であれば、仮にモチベーションが落ち込んでも軌道を修正しやすくなり、ダラダラとサボる習慣を防げます。
適度に休憩をとりリフレッシュする
サボりたい原因の一つに疲労があります。集中力を保つためには、仕事を長時間続けず適度に休憩を挟むことが大切です。
10~15分程度の短い休憩でも、立ち上がってストレッチしたり窓の外を眺めたりするだけでリフレッシュできます。
コンディションが良い状態で仕事に戻れば、効率も上がりサボりたい気持ちが減少します。
特にリモートワーク中はオンオフの境目があいまいになりがちなので、タイマーで定期的に休憩時間を設定すると良いでしょう。
同僚とのコミュニケーションを大切にする
職場やチームの人間関係が良いと、自然と仕事への意欲も高まります。同僚と業務進捗を共有し合ったり、分からないことは相談したりできる環境を作りましょう。困ったことがあればすぐ相談できる相手がいれば、サボりたくなるような不安やプレッシャーも軽減できます。
また、自分がサボりたい気持ちになっていることを信頼する同僚に相談できれば、責任を持ち直すきっかけになります。仲間意識が強まることで「自分だけ手を抜けない」という意識が芽生え、サボり防止につながります。
自分の役割と意義を自覚する
自分の仕事が組織全体にどう貢献しているのかを考えることも有効です。
上司や会社から与えられた役割にはそれなりの意味があります。
「自分の働きが社会やチームに役立っている」と実感できれば、やる気にもつながります。逆に「なくてもいいかな」と考えてしまうとサボり魔の話をする時間に使い始めてしまいます。
常に自分の仕事の意義を振り返り、自信を持って業務に取り組む姿勢を意識しましょう。
自己肯定感が高まると、サボりたいという罪悪感よりも「きちんとやり遂げたい」という気持ちが勝ります。
まとめ
仕事をサボる人には「責任感が薄い」「熱意がない」など決まったパターンがあり、仕事へのモチベーション低下や環境のストレスが背景にあります。
サボる行動はチーム全体の効率を下げ、信頼関係や本人の評価も悪化させるため、早い段階で対処することが重要です。
周囲にサボる人がいる場合は、冷静に話し合い、業務分担を明確にするなどして対処角度を下げましょう。
自分自身をサボりから守るには、仕事に目標意識を持ったり適度に休憩をとるなどの工夫が有効です。
誰でも忙しくなると手を抜きたくなることはありますが、自覚したらすぐ対策を講じることが大切です。
この記事を参考に、サボり癖を改善する第一歩を踏み出してください。